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特集 加齢の克服―21世紀の課題 第2部 総説 Ⅲ.高齢化社会
超長寿社会構成員となる要件―からだを動かす能力の保持
著者: 宮下充正1
所属機関: 1放送大学教養学部生活と福祉専攻
ページ範囲:P.497 - P.501
文献購入ページに移動 わが国が世界に類を見ないスピードで高齢社会に突入したことは,だれでも知っている事実である。機械化が進み過酷な労働から解放されたこと,食料が十分に得られるようになったこと,保健・医療制度が高度に発達・普及したことが主な原因である。しかし,遺伝子治療がさらに進歩するとしても,遺伝子に組み込まれた老化というプログラムによってもたらされるからだの機能の衰えを止めることはできない。
したがって,介護,介助を必要とする高齢者人口の増加に対する施策を立てることが,わが国では急務とされる。そのためには,まず,現代の科学技術の力によって介護,介助の電子化・機械化が促進されるべきである。同時に,介護,介助の優れた専門家の育成は必須なことである。
したがって,介護,介助を必要とする高齢者人口の増加に対する施策を立てることが,わが国では急務とされる。そのためには,まず,現代の科学技術の力によって介護,介助の電子化・機械化が促進されるべきである。同時に,介護,介助の優れた専門家の育成は必須なことである。
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