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文献詳細

雑誌文献

生体の科学54巻1号

2003年02月発行

文献概要

座談会

生命のナノテクノロジー

著者: 伊藤正男1 廣川信隆2 木下一彦3 楠見明弘4 川合知二5 横山浩6 原正彦7 野々村禎昭8 藤田道也9

所属機関: 1理化学研究所脳科学総合研究センター 2東京大学大学院医学系研究科 3岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンター 4名古屋大学大学院理学研究科 5大阪大学産業科学研究所ナノテクノロジーセンター 6産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門 7理化学研究所フロンティア研究システム局所時空間機能研究チーム 8微生物化学研究会 9浜松医科大学

ページ範囲:P.2 - P.35

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 21世紀の科学技術の研究分野として,生命,情報,材料の三つが特に注目されている。最近,材料から情報にまたがるものとしてナノテクノロジーの重要さが指摘され,目覚ましい発展がみられる。ナノテクノロジーはさらに,生命の研究分野にも重要な影響を及ぼしつつあり,生きた細胞そのものが,自然が創造したナノテクノロジーの産物ともいうべき構造をもっている。今後の生命の科学研究には,ナノテクノロジーの技術,手法や考え方が大きな役割を演ずると期待される。

 『生体の科学』誌では,毎年1号に未来志向の特別企画を行っている。今回は,「生命のナノテクノロジー」と題して,これからの生命研究に対するナノテクノロジーが及ぼすであろう大きな影響について座談会を組み展望していただいた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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