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F1-ATPaseのステップ回転―ATP駆動の分子機械が働く仕組み
著者: 木下一彦1 足立健吾1 伊藤博康2
所属機関: 1岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンター 2浜松ホトニクス(株)筑波研究所
ページ範囲:P.36 - P.40
文献購入ページに移動この回転分子モーターは,F1-ATPaseないしF1(エフワン)と呼ばれている。体内では,回転により,生体内のエネルギー通貨であるATPを化学合成している。回転による化学合成とは,いったいどういう仕掛けなのだろうか。反対方向に回るときには,ATPを分解して,そのエネルギーを使って文字通りモーターとして働くのだが,合成の時と同じ仕掛けを使うのだろうか。
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