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中国医学界の現況―上海健康科学中心
著者: 遠藤政夫1
所属機関: 1山形大学医学部薬理学講座
ページ範囲:P.67 - P.69
文献購入ページに移動 上海は中国の欧米への窓口として特異な位置を占めている。10年以上前,北京から上海を訪問した時も上海の活気には圧倒されたが,至るところ道路が建造中だらけであるということと,街の中が活気に満ちているという点はいささかも変わっていなかった。
山形大学医学部と上海第二医科大学が姉妹校関係を締結してからすでに18年になる。消化器を専門とする第二内科初代教授であった故石川誠先生は漢方医学に見識が深かった。中国における消化器病医学研究の中心が上海第二医科大学附属病院西仁済(Renjin)病院の消化器病医学研究所であったところから姉妹校関係を結ばれたのが発端である。その間,山形県の財政的援助により上海第二医科大学から6ヵ月の短期間ではあるが12名の助教授・講師クラスの研究者が山形大学医学部附属病院に留学している。今回の訪問で,これらの留学生のすべてが教授または附属病院診療部長に昇進して活躍していることが判ったことは嬉しいことのひとつであった。
山形大学医学部と上海第二医科大学が姉妹校関係を締結してからすでに18年になる。消化器を専門とする第二内科初代教授であった故石川誠先生は漢方医学に見識が深かった。中国における消化器病医学研究の中心が上海第二医科大学附属病院西仁済(Renjin)病院の消化器病医学研究所であったところから姉妹校関係を結ばれたのが発端である。その間,山形県の財政的援助により上海第二医科大学から6ヵ月の短期間ではあるが12名の助教授・講師クラスの研究者が山形大学医学部附属病院に留学している。今回の訪問で,これらの留学生のすべてが教授または附属病院診療部長に昇進して活躍していることが判ったことは嬉しいことのひとつであった。
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