文献詳細
文献概要
特集 クロマチン
クロマチン形成
著者: 安井潔1 中川武弥1 伊藤敬1
所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座生体分子解析学分野
ページ範囲:P.171 - P.174
文献購入ページに移動生体内において,ヌクレオソームが形成されるためにはヒストンシャペロンによるヒストン転移が必要である。しかしながら,クロマチンを形成する際には,ヒストンシャペロンのみでは間隔が揃ったヌクレオソームアレイをとることは困難で,形成効率よくしかもスペースがきれいにとれたヌクレオソームアレイを作るためには,さらにスペーシング因子ACF(ATP dependent chroma-tin assembly and remodeling factor)が必要であることが知られている。本稿ではヒストンシャペロンとスペーシング因子を中心にヌクレオソームがいかにして形成されるかについて述べる。
参考文献
掲載誌情報