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特集 クロマチン
DNAメチル化とクロマチンによるゲノムインプリンティング制御機構
著者: 金田正弘1 佐々木裕之1
所属機関: 1国立遺伝学研究所人類遺伝研究部門
ページ範囲:P.206 - P.210
文献購入ページに移動 哺乳類のゲノムインプリンティングは,父・母由来の対立遺伝子の特定の一方だけが発現される現象であり,体細胞では受け継がれるが生殖細胞ではリセットされるエピジェネティックな修飾により起こる。その修飾の分子的な実体としてDNAのメチル化が知られているが,最近は,ヒストンの修飾も重要な役割を果たすことが示唆されている。 本稿では,まずDNAのメチル化によるインプリンティングの制御機構について述べ,そこにヒストンの修飾がどのように関わるのか述べる。
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