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特集 クロマチン
クロマチンリモデリングとヒストンアセチル化酵素
著者: 山田貴富1 太田邦史1
所属機関: 1理化学研究所遺伝ダイナミクス研究ユニット
ページ範囲:P.211 - P.215
文献購入ページに移動 クロマチン構造は高度に凝縮しているため,DNAに関連した諸現象に抑制的に働く。従って,適当な部位のクロマチン構造が適当な時期に,凝縮度の低い状態へと修飾されることが重要と考えられる。そうしたクロマチン構造の修飾機構として,現時点で,クロマチンリモデリング,ヒストンテールの修飾の二つのカテゴリーが有名である。これらはそれぞれ,ヌクレオソームの配置を変化させる機構,ヒストンのN末端側テール中のリジンがアセチル化されたり,セリンがリン酸化されたりといったように特定の残基が翻訳後修飾される機構を指す。本稿では,クロマチンリモデリングと,ヒストンテールの修飾のうち最も解析の進んでいるヒストンアセチル化について概説する。
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