文献詳細
文献概要
特集 ラフトと細胞機能
リピドラフトと免疫―Bリンパ球シグナリング
著者: 鍔田武志1
所属機関: 1東京医科歯科大学大学院疾患生命科学研究部免疫学研究室・難治疾患研究所免疫疾患分野
ページ範囲:P.304 - P.309
文献購入ページに移動 細胞膜は脂質二重膜からなるが,その組成は均質ではなく,その中にスフィンゴ脂質とコレステロールを多く含む微小領域(マイクロドメイン)が存在し,リピドラフト(ラフト)と呼ばれる1)。ラフトはその他の領域と脂質の組成が異なるばかりでなく,含まれる膜分子や細胞膜に会合している分子の組成が,その他の領域とは異なっており,シグナル伝達や分子輸送に関わる特定の分子の集積が見られる。ラフトの詳細は,他の稿で述べられているので,本稿では,ラフトのBリンパ球シグナル伝達での役割について述べる。
参考文献
1:31-39, 2000
15:453-479, 1997
17:555-592, 1999
190:1549-1560, 1999
191:1443-1448, 2000
166:3693-3701, 2001
2:96-105, 2002
10:393-396, 2000
9:239-246, 1998
92:83-92, 1998
4:117-123, 2003
404:999-1003, 2000
191:1591-1604, 2000
4:189-197, 2003
3:911-917, 2002
10:1057-1069, 2002
11:249-255, 1999
掲載誌情報