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文献詳細

雑誌文献

生体の科学54巻4号

2003年08月発行

文献概要

実験講座

Diced-siRNAライブラリーによる効果的な遺伝子ノックアウト法

著者: 大嶋啓介1 川崎広明12 多比良和誠12

所属機関: 1東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻 2産業技術総合研究所ジーンファンクションセンター

ページ範囲:P.321 - P.325

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 遺伝子のノックアウトをなるべく簡便に,高効率に行うにはどうすればよいだろうか。現在最も注目を集めており,それらの条件を最大限に満たしてくれる方法としてRNA干渉を利用した方法がある。

 RNA干渉(RNAi)とは二本鎖RNA(dsRNA)が誘発する遺伝子サイレンシングであり,線虫をはじめとしてショウジョウバエ,植物そして哺乳動物にも存在する現象である。RNAiは配列特異的に標的遺伝子発現を抑制するため,遺伝子の機能解析のツールとして最近注目されている。線虫や植物では長鎖のdsRNAが用いられているが,哺乳動物ではこの長鎖のdsRNAが非特異的な翻訳抑制などを導くため,21-23塩基の合成siRNAが用いられている。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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