icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学54巻4号

2003年08月発行

文献概要

話題

日本薬理学会・日本生理学会合同学会を終えて

著者: 井上隆司1

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院生体情報薬理学

ページ範囲:P.333 - P.334

文献購入ページに移動
 平成15年3月24日から3日間,福岡国際会議場・福岡マリンメッセ・サンパレス福岡を会場として,第76回日本薬理学会年会(伊東祐之会長)・第80回日本生理学会大会(今永一成・河田溥代表当番幹事)が共同開催された。互いに四分の三世紀以上の歴史を持ち,学術・人材両面での長い交流関係を有しながら,このような本格的な合同学会が開かれたのは,全く初めてのことであった。幸い,未知の試みに対する当初の危惧は杞憂に終わり,総演題数は2000題を越え,総参加人数は4288人に達し,それぞれの学会にとっても例年以上の盛会となった。また,シンポジウム,一般口演セッションの三分の二以上は双方の学会の共同企画ということもあり,会場のいたる所で熱のこもった発表と質疑応答が行われ,全体として活発な交流が行われたという印象が強かった。事実,参加者の中からも,一度の参加登録だけで異なる学会の講演や演題を自由に聞くことができ,また同時にそれぞれの学会独自の雰囲気や考え方に直接触れることもできて大変刺激になり且つ新鮮であった,という感想が寄せられているようである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら