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文献詳細

雑誌文献

生体の科学54巻6号

2003年12月発行

文献概要

解説

小胞体におけるタンパク質の品質管理

著者: 河野憲二1

所属機関: 1奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター動物細胞工学部門

ページ範囲:P.570 - P.575

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 一般の製造工場は,様々な部品を組み立て製品を完成させ,最終的にその機能をチェックし,完成品のみを出荷するという品質管理を行っている。不良品や欠陥品はある割合で生ずるのは仕方のないことなので,この品質管理がきちんと行われるかどうかは非常に重要である。うまく行われないとその会社は不良品が多いということで商品が売れなくなり倒産の憂き目をみることになろう。検出された不良品や欠陥商品は,原因が簡単な場合には悪い部品を交換し再生すればまた出荷できるであろうし,またどうしようもない場合には廃棄する場合もあろう。細胞もこれと似たような品質管理機構をもっていることがわかってきた。ここでは,動物細胞の小胞体におけるタンパク質のフォールディングと品質管理機構について概説する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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