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文献詳細

雑誌文献

生体の科学55巻1号

2004年02月発行

文献概要

解説

ベイシジン機能の分子基盤―視細胞の維持を中心に

著者: 村松喬1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科生物化学講座

ページ範囲:P.90 - P.95

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 免疫グロブリンスーパーファミリーには抗体と共にCD4,CD8,NCAMといった免疫現象や神経機能などに関与する多様な分子が存在する。ベイシジン(Basigin)は免疫グロブリンスーパーファミリーに属する膜貫通タンパク質であり,その欠失により,精子の形成不全,網膜の変性など様々な異常が生ずる。ごく最近になってベイシジンの個体レベルでの機能が分子的にも解明され,ベイシジンは重要な細胞表面分子であることが確定した。ベイシジンの機能が明らかにされてきた道筋を記すと共に,将来の展望を試みよう。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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