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特集 アダプタータンパク
Scaffold分子Gab2によるT細胞受容体シグナル伝達の負の制御
著者: 山崎晶1 斉藤隆2
所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院遺伝子制御学 2理化学研究所免疫アレルギー科学総合研究センター
ページ範囲:P.151 - P.158
文献購入ページに移動Gab1,Gab2は様々なサイトカイン,増殖因子刺激(IL-2,IL-3,IL-15,TPO,EPO,SCF,M-CSF,Flt3lなど)によってリン酸化を受け,PI3キナーゼ,SHP-2などをはじめとして様々な分子と結合し,細胞内分子の足場をなすことから,Scaffoldタンパク,ドッキングタンパクなどと呼ばれる4)。興味深いことに,Gab2は抗原受容体刺激においても強くリン酸化されることから,われわれはTCR下流におけるGab2の機能に注目した。
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