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文献詳細

雑誌文献

生体の科学55巻2号

2004年04月発行

文献概要

特集 アダプタータンパク

SH3ドメインの分子認識機構

著者: 湯沢聡1 稲垣冬彦1

所属機関: 1北海道大学大学院薬学研究科構造生物学分野

ページ範囲:P.164 - P.170

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 SH3は50-70アミノ酸残基からなり,細胞内シグナル伝達を制御する構造かつ機能ドメインである。SH3はプロリンに富むリガンド(PRRリガンド)に特徴的な構造である2型ポリプロリンヘリックスを認識し結合する。NMRやX線結晶構造解析によりSH3と標的リガンドとの複合体の構造決定が進み,SH3によるPRRリガンドの認識における一般性と特異性に関してその詳細が明らかにされてきた。本稿ではSH3によるPRRリガンドの認識機序を紹介するとともに,最近明らかになった二つのSH3が協同的にPRRリガンドを認識する新規な認識機構とその生理的意義を紹介する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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