文献詳細
特集 分子進化学の現在
文献概要
2002年12月のScience誌にカタユウレイボヤ(Ciona intestinalis )のドラフトゲノム読了についての論文が掲載された1)。その後この1年の間にホヤ研究者グループによって一連のアノテーション論文が報告されており,このホヤのゲノム中にどのような遺伝子がいくつコードされているのかについて詳しくわかってきた2-6)。これらの論文で明らかにされたホヤゲノムにコードされる遺伝子の特徴とそこから見た脊索動物の進化について,ゲノム解読以前の知見との比較を交えながら以下に紹介したい。
参考文献
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(印刷中)
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12)渡邊浩:ホヤにおける萌芽的研究―その苦労と歓喜.ホヤの生物学,佐藤矩行(編),p248,東京大学出版会,東京,1998
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掲載誌情報