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文献詳細

雑誌文献

生体の科学55巻3号

2004年06月発行

文献概要

特集 分子進化学の現在

類人猿とヒトのゲノム進化研究

著者: 北野誉1 斎藤成也1

所属機関: 1国立遺伝学研究所集団遺伝研究部門

ページ範囲:P.252 - P.256

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 2003年に,ヒトゲノム配列解読完了が6ヵ国首脳(アメリカ合衆国,英国,日本,フランス,ドイツ,中国)の共同によって宣言された。ヒトゲノム計画の次のステップのひとつとして,種の比較解析の方向が挙げられる。ヒトのゲノム配列を他の生物種のそれと比較することによって,ヒトが遺伝子レベルでほかとどう違うのかをみることができる。ヒトにもっとも近縁な生物種はチンパンジーであり,ヒトとチンパンジーはおよそ500-600万年前に分岐したと考えられている。そのため,チンパンジーのゲノム配列解析を行うことによって,ヒトの遺伝子レベルでの変化をみることができる。本稿では,最近活発に進められているチンパンジーやゴリラなどの類人猿を用いた,ゲノム配列解析に関する研究を紹介したい。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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