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特集 心筋研究の最前線
心筋細胞内のカルシウム波
著者: 田中秀央1 高松哲郎1
所属機関: 1京都府立医科大学大学院医学研究科細胞分子機能病理学
ページ範囲:P.278 - P.284
文献購入ページに移動 心臓は個々の心筋細胞がギャップ結合を介して一斉に興奮収縮することにより効率的なポンプとして働く機能的合胞体であり,その興奮・収縮機能における最も重要な制御因子がカルシウムイオン(Ca2+)である。高い時間的空間的分解能で心筋細胞内のCa2+動態が解析できるようになった結果,あらゆる心臓の病態は細胞内Ca2+の動態異常に反映されるといっても過言ではない。本稿では,心筋細胞の代表的なCa2+動態異常であるカルシウム波について,その発生機序,特性,病態発生における意義について述べる。
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