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文献詳細

雑誌文献

生体の科学55巻5号

2004年10月発行

文献概要

特集 生命科学のNew Key Word 5.細胞膜/細胞接着/細胞運動

Rho-mDia-Src系―細胞骨格と細胞運動の制御

著者: 富永知子1

所属機関: 1岡崎統合バイオサイエンスセンター生命環境研究領域細胞生理部門

ページ範囲:P.430 - P.431

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 mDia(mammalian Diaphanous)は低分子量Gタンパク質Rhoの標的タンパク質として見出されたもので1),Formin類似タンパク質群2)に属し,その構造上アダプタータンパク質としての性格を有する点で,もう一つのRho標的タンパク質のRhoキナーゼとは異なった情報伝達機構,細胞内機能を有する。

 mDiaの細胞内機能は多彩であり,1)de novoのアクチン重合を促進し1),アクトミオシンを活性化するRhoキナーゼと協調してストレスファイバー(SF)形成に寄与する1,3)。さらに,2)Formin類似タンパク質群の特徴である細胞質分裂への関与3),3)SRF(Serum Response Factor)の活性化3),(4)微小管の安定化への関与4)が報告されている。

参考文献

16:3044-3056, 1997
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277:47686-47691, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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