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特集 生命科学のNew Key Word 5.細胞膜/細胞接着/細胞運動
Nectin-Afadin細胞接着機構
著者: 溝口明1
所属機関: 1三重大学医学部第1解剖学
ページ範囲:P.438 - P.439
文献購入ページに移動Nectin-Afadin分子の特徴
Nectinはイムノグロブリンスーパーファミリーに属する,細胞外Ca2+非依存性の細胞間接着活性を持つ細胞接着分子である。Nectinは1回膜貫通型蛋白質で,N末端の細胞外領域には三つのイムノグロブリン様ループを持っている。また,Nectinは細胞内領域のC末端にE/AXYVという特徴的アミノ酸配列を持っている。この配列は,細胞膜下蛋白質であるAfadinの分子中央に位置するPDZ領域と結合する。一方,Afadinは1,829個のアミノ酸からなる分子量207,667の蛋白質で,C末端付近のActin結合領域において線維性のF-Actinと結合する(図1)。
Nectinはイムノグロブリンスーパーファミリーに属する,細胞外Ca2+非依存性の細胞間接着活性を持つ細胞接着分子である。Nectinは1回膜貫通型蛋白質で,N末端の細胞外領域には三つのイムノグロブリン様ループを持っている。また,Nectinは細胞内領域のC末端にE/AXYVという特徴的アミノ酸配列を持っている。この配列は,細胞膜下蛋白質であるAfadinの分子中央に位置するPDZ領域と結合する。一方,Afadinは1,829個のアミノ酸からなる分子量207,667の蛋白質で,C末端付近のActin結合領域において線維性のF-Actinと結合する(図1)。
参考文献
145:539-549, 1999
146:1117-1132, 1999
156:555-565, 2002
掲載誌情報