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特集 生命科学のNew Key Word 6.アポトーシス
ASK1―生と死のストレス応答性分子
著者: 貞光千春1 一條秀憲1
所属機関: 1東京大学大学院薬学系研究科細胞情報
ページ範囲:P.442 - P.443
文献購入ページに移動apoptosis signal-regulating kinase1(ASK1)は活性酸素種(ROS)や血清・増殖因子除去,小胞体ストレス,TNFなどの炎症性サイトカインで活性化されるMAPキナーゼキナーゼキナーゼ(MAPKKK)である1-3)。ヒトASK1は1374アミノ酸,マウスは1379アミノ酸からなり,その中央部付近に1ヵ所のセリン/スレオニンキナーゼ領域をもつ4)。ASK1はMEK-ERK経路は活性化せず,SEK1/MKK7-JNK並びにMKK3/MKK6-p38の二つのストレス応答性MAPキナーゼ経路を特異的に活性化する1)。
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