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文献詳細

雑誌文献

生体の科学55巻5号

2004年10月発行

文献概要

特集 生命科学のNew Key Word 6.アポトーシス

ASK1―生と死のストレス応答性分子

著者: 貞光千春1 一條秀憲1

所属機関: 1東京大学大学院薬学系研究科細胞情報

ページ範囲:P.442 - P.443

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 Mitogen-activated protein(MAP)キナーゼカスケードは,酵母から哺乳類まで保存されたタンパク質リン酸化による細胞内シグナル伝達機構であり,様々な刺激やストレスに応答して活性化し,増殖・生存,免疫応答,アポトーシスなどの生命活動を制御する。

 apoptosis signal-regulating kinase1(ASK1)は活性酸素種(ROS)や血清・増殖因子除去,小胞体ストレス,TNFなどの炎症性サイトカインで活性化されるMAPキナーゼキナーゼキナーゼ(MAPKKK)である1-3)。ヒトASK1は1374アミノ酸,マウスは1379アミノ酸からなり,その中央部付近に1ヵ所のセリン/スレオニンキナーゼ領域をもつ4)。ASK1はMEK-ERK経路は活性化せず,SEK1/MKK7-JNK並びにMKK3/MKK6-p38の二つのストレス応答性MAPキナーゼ経路を特異的に活性化する1)

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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