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特集 生命科学のNew Key Word 11.薬理/生理
グルコース毒性
著者: 石川智久1
所属機関: 1静岡県立大学薬学部薬理学教室
ページ範囲:P.528 - P.529
文献購入ページに移動 高血糖の状態が長期間続くと,インスリン生合成の低下を伴う膵β細胞機能障害および膵β細胞数の減少が徐々に誘発され,インスリン分泌が低下して,さらなる高血糖を導くという悪循環に陥る。こうした現象をグルコース毒性(glucose toxicity)と呼び,2型糖尿病(overt diabetes)発症の主因と考えられている。グルコース毒性の分子機構の全容は未だ明らかではないものの,最近,グルコース毒性に酸化ストレスが深く関与していることを示唆する証拠が集積しつつある。
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