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文献詳細

雑誌文献

生体の科学55巻5号

2004年10月発行

文献概要

特集 生命科学のNew Key Word 11.薬理/生理

グルコース毒性

著者: 石川智久1

所属機関: 1静岡県立大学薬学部薬理学教室

ページ範囲:P.528 - P.529

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 高血糖の状態が長期間続くと,インスリン生合成の低下を伴う膵β細胞機能障害および膵β細胞数の減少が徐々に誘発され,インスリン分泌が低下して,さらなる高血糖を導くという悪循環に陥る。こうした現象をグルコース毒性(glucose toxicity)と呼び,2型糖尿病(overt diabetes)発症の主因と考えられている。グルコース毒性の分子機構の全容は未だ明らかではないものの,最近,グルコース毒性に酸化ストレスが深く関与していることを示唆する証拠が集積しつつある。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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