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文献詳細

雑誌文献

生体の科学56巻2号

2005年04月発行

文献概要

解説

味覚研究の歴史

著者: 森哲哉1 栗原堅三2

所属機関: 1青森大学薬学部医療薬学科 2青森大学

ページ範囲:P.130 - P.136

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 本稿では,まず基本味について論じ,ついでうま味が第五番目の基本味として認知されるに至った経過を紹介する。近年,味覚受容体に関する研究が急速に進展してきているが,受容体発見の背景を紹介する。

 味覚はわれわれの食生活においてもっとも重要な役割を果たしている感覚である。食物の味は意外と少数の成分によって決定されていることを紹介する。最後に,特異な活性をもつ甘味タンパク質や味覚機能を修飾する物質の発見の足跡をたどってみる。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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