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特集 Naチャネル
上皮型Naチャネル(ENaC)活性化因子プロスタシンによるNa再吸収調節
著者: 北村健一郎1 冨田公夫1
所属機関: 1熊本大学大学院医学薬学研究部腎臓内科学
ページ範囲:P.211 - P.215
文献購入ページに移動1995年にヒトプロスタシンのcDNAがクローニングされ2),light chainおよびheavy chainから構成されるGPI-anchored proteinであることが判明した。また,ヒトではプロスタシン遺伝子は第16番染色体に(16p11.2)マップされる3)。1997年にRossierのグループがA6細胞から上皮型Naチャネル(ENaC)を活性化するセリンプロテアーゼとしてCAP-1(channel-activating protease-1)をクローニングし4),2000年および2001年にそのmammalian homologueがプロスタシンであり,プロスタシンがENaCを活性化することが示され5,6),以来急速にプロスタシンの機能解析が進展した。
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