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文献詳細

雑誌文献

生体の科学56巻3号

2005年06月発行

文献概要

特集 Naチャネル

Nav1.6チャネルの持続性Na電流の制御機構

著者: 白幡恵美1 早坂清1 岡村康司2

所属機関: 1山形大学医学部発達生体防御学講座 2自然科学研究機構統合バイオサイエンスセンター神経分化研究室

ページ範囲:P.216 - P.220

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 電位依存性ナトリウムチャネルは速い活性化と不活性化する性質を有し,活動電位の形成と伝播に重要な役割を果たしている。しかし,近年の解析により,不活性化せず持続的に開放し続けるチャネルが存在し,持続性ナトリウム電流を形成し,生理機能に重要な役割を果たしているだけでなく,持続性電流の出現がある種のチャネル病の病態に関与していることが明らかにされてきた。しかし,いまだ持続性ナトリウム電流の形成機構の詳細については明らかにされていない。われわれは神経系において持続性ナトリウム電流の形成に重要な役割を果たしていると考えられるNav1.6の電気生理学的検討,およびその持続性ナトリウム電流の制御機構について検討したので紹介する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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