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文献詳細

雑誌文献

生体の科学56巻4号

2005年08月発行

文献概要

特集 脳の遺伝子―どこでどのように働いているのか

神経組織に発現する血小板由来増殖因子

著者: 笹原正清1 尾矢剛志1 石井陽子1 石澤伸1

所属機関: 1富山医科薬科大学病理学第二講座

ページ範囲:P.292 - P.295

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 血小板由来増殖因子(PDGF)は間葉系細胞あるいはグリア細胞に対する増殖因子として同定された。広範な種類の細胞分化や増殖に強い影響を与え,個体発生,腫瘍発生や創傷の治癒に重要な役割を果たすことが示されている。さらに,主として培養実験により神経系細胞への作用が示されており,近年では,特に神経伝達物質の機能を修飾する可能性が示されている。本稿では,われわれの研究を中心として紹介し,脳においてPDGFが神経賦活ないしは神経機能を制御する重要な因子であるとする仮説を提示する。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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