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文献詳細

雑誌文献

生体の科学56巻5号

2005年10月発行

文献概要

特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム 3.信号系

グアニンヌクレオチド結合タンパクG(s)αサブユニット(GNAS)

著者: 安部道子1 名倉潤1 三木哲郎1

所属機関: 1愛媛大学医学部老年医学講座

ページ範囲:P.406 - P.407

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グアニンヌクレオチド結合タンパクG(s)αサブユニット

 高等生物はその体内の恒常性を維持するため情報伝達系により生体機能を調節する。グアニンヌクレオチド結合タンパク(Gタンパク)はこの情報伝達系を担う分子である。

 細胞外からの情報は,ファーストメッセンジャーであるホルモン,神経伝達物質,増殖因子,サイトカインなどのシグナルによって伝えられ,リガンドとして,イオンチャネル共役型,酵素共役型,Gタンパク共役型などのかたちを持つ受容体に受容される。Gタンパク共役型では,受容体にリガンドが結合するとGタンパクによってシグナルは変換され,エフェクターを活性化することによりセカンドメッセンジャーを産生し,これによってさらに信号は増幅され,伝達される。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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