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特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム 3.信号系
グアニンヌクレオチド結合タンパクG(s)αサブユニット(GNAS)
著者: 安部道子1 名倉潤1 三木哲郎1
所属機関: 1愛媛大学医学部老年医学講座
ページ範囲:P.406 - P.407
文献購入ページに移動高等生物はその体内の恒常性を維持するため情報伝達系により生体機能を調節する。グアニンヌクレオチド結合タンパク(Gタンパク)はこの情報伝達系を担う分子である。
細胞外からの情報は,ファーストメッセンジャーであるホルモン,神経伝達物質,増殖因子,サイトカインなどのシグナルによって伝えられ,リガンドとして,イオンチャネル共役型,酵素共役型,Gタンパク共役型などのかたちを持つ受容体に受容される。Gタンパク共役型では,受容体にリガンドが結合するとGタンパクによってシグナルは変換され,エフェクターを活性化することによりセカンドメッセンジャーを産生し,これによってさらに信号は増幅され,伝達される。
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