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文献詳細

雑誌文献

生体の科学56巻5号

2005年10月発行

文献概要

特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム 4.受容体

酸化型LDL受容体

著者: 中村治雄1

所属機関: 1三越厚生事業団

ページ範囲:P.422 - P.423

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 酸化型LDL受容体(以下,OX-LDL)は,一般にスカベンジャー受容体(SR)と呼ばれる蛋白群に属している。現在,約11種が確認・同定されており,その主要な構造は図1に示す通りである。

 このクラスA(SR-A)はⅠ,Ⅱ,Ⅲ型と,MARCO(macrophage receptor with collagenous structure)に分けられる。細胞質,膜通過,スペーサー,コラーゲン,α-ヘリカルコイルドコイル,C端側の六つのドメインから成り,C端側にシステインリッチ(SRCR)ドメインをもつのがⅠ型,もたないのがⅡ型である。細胞外にあるコラーゲン様構造がリガンド結合活性を示している。

参考文献

59(Suppl 2):344-348, 2001
59(Suppl 2):349-354, 2001
25:168-173, 2005
25:143-148, 2005
25:149-154, 2005
25:803-808, 2005
25:854-860, 2005
46:969-976, 2005
24:2333-2338, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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