文献詳細
文献概要
特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム 4.受容体
酸化型LDL受容体
著者: 中村治雄1
所属機関: 1三越厚生事業団
ページ範囲:P.422 - P.423
文献購入ページに移動 酸化型LDL受容体(以下,OX-LDL)は,一般にスカベンジャー受容体(SR)と呼ばれる蛋白群に属している。現在,約11種が確認・同定されており,その主要な構造は図1に示す通りである。
このクラスA(SR-A)はⅠ,Ⅱ,Ⅲ型と,MARCO(macrophage receptor with collagenous structure)に分けられる。細胞質,膜通過,スペーサー,コラーゲン,α-ヘリカルコイルドコイル,C端側の六つのドメインから成り,C端側にシステインリッチ(SRCR)ドメインをもつのがⅠ型,もたないのがⅡ型である。細胞外にあるコラーゲン様構造がリガンド結合活性を示している。
このクラスA(SR-A)はⅠ,Ⅱ,Ⅲ型と,MARCO(macrophage receptor with collagenous structure)に分けられる。細胞質,膜通過,スペーサー,コラーゲン,α-ヘリカルコイルドコイル,C端側の六つのドメインから成り,C端側にシステインリッチ(SRCR)ドメインをもつのがⅠ型,もたないのがⅡ型である。細胞外にあるコラーゲン様構造がリガンド結合活性を示している。
参考文献
59(Suppl 2):344-348, 2001
59(Suppl 2):349-354, 2001
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24:2333-2338, 2004
掲載誌情報