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文献詳細

雑誌文献

生体の科学56巻5号

2005年10月発行

文献概要

特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム 4.受容体

成長ホルモン受容体(GHR)

著者: 南史朗1 中田朋子1

所属機関: 1日本医科大学大学院生体機能制御学分野

ページ範囲:P.428 - P.429

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成長ホルモン(GH)分泌と成長ホルモン受容体(GHR)

 下垂体からのGHの分泌は,視床下部ホルモンであるGH分泌促進因子とソマトスタチンによって調節を受け,それらは神経性因子や代謝性因子,あるいはフィードバック調節による修飾を受ける。GHの分泌は拍動的であり,ヒトでは1日に数回の分泌サージがある。GHは生後の成長を調節するとともに,脂質代謝や糖代謝においても重要な役割を担っている。

 GHRは1回膜貫通型の蛋白で,cytokine/hematopoietin受容体ファミリーに属する。GHR遺伝子はヒトでは第5染色体短腕(5p13-p12)に位置し,10のエクソンからなる。GHRは620アミノ酸からなり,246アミノ酸からなる細胞外領域と24アミノ酸からなる膜貫通領域と350アミノ酸からなる細胞内領域がある。ヒトをはじめ霊長類では蛋白分解によって細胞外領域が切断されてGH結合蛋白(GHBP)が作られる1)

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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