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文献詳細

雑誌文献

生体の科学56巻5号

2005年10月発行

特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム

16.内分泌系

黄体化ホルモンβポリペプチド(LHB)

著者: 白石晃司1 内藤克輔1

所属機関: 1山口大学医学部特殊専門領域腫瘍病態学(泌尿器科)

ページ範囲:P.524 - P.525

文献概要

 正常な第二次性徴の発現や生殖機能の維持には黄体化ホルモン(luteinizing hormone;LH)の正確な合成,分泌が必須である。LHは視床下部より分泌されるGnRH(gonadotropin-releasing hormone)の制御のもと,下垂体前葉のゴナドトロピン分泌細胞(gonadotrope)より分泌される糖蛋白質ホルモンである。卵胞刺激ホルモン(FSH),甲状腺刺激ホルモン(TSH)および絨毛性ゴナドトロピン(CG)と同様に,これらに共通のαサブユニットと固有のβサブユニットとともにヘテロダイマーを形成する。LHは精巣のLeydig細胞および卵巣の顆粒膜細胞,莢膜細胞膜上のLHレセプターを介しコレステロールからテストステロンへの合成などを促進する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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