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特集 構造生物学の現在と今後の展開
NMRを用いた高分子量タンパク質複合体の相互作用解析
著者: 嶋田一夫1
所属機関: 1東京大学大学院薬学系研究科生体分子機能学
ページ範囲:P.614 - P.620
文献購入ページに移動 測定装置や解析方法の革新的開発により,タンパク質の立体構造情報は飛躍的に伸びつつある。この立体構造情報を役立てるためには,タンパク質がどのような機構で機能を発揮しているかを明らかにすること,すなわちタンパク質およびそれらと相互作用する生体高分子の相互作用を詳細に解明することが重要である。
構造生物学的手法の一つである核磁気共鳴法(NMR)は,タンパク質や核酸など生体高分子の立体構造や相互作用様式に関する情報をわれわれに提供する。しかしながら,NMRで立体構造を求めることができるタンパク質は,対象タンパク質の分子量がおよそ30K以下のものに制限されている。これは,高分子量タンパク質になるとNMRシグナルの線幅が著しく増大し,詳細な解析,とくに構造決定プロセスに必要なNOE解析が著しく困難になることに起因する。
構造生物学的手法の一つである核磁気共鳴法(NMR)は,タンパク質や核酸など生体高分子の立体構造や相互作用様式に関する情報をわれわれに提供する。しかしながら,NMRで立体構造を求めることができるタンパク質は,対象タンパク質の分子量がおよそ30K以下のものに制限されている。これは,高分子量タンパク質になるとNMRシグナルの線幅が著しく増大し,詳細な解析,とくに構造決定プロセスに必要なNOE解析が著しく困難になることに起因する。
参考文献
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掲載誌情報