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文献詳細

雑誌文献

生体の科学57巻2号

2006年04月発行

文献概要

特集 膜リサイクリング

エンドソーム輸送と細胞骨格

著者: 秋山信治1 宮田英威1

所属機関: 1東北大学大学院理学研究科生物物理研究室

ページ範囲:P.140 - P.144

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 エンドサイトーシスは細胞が外部の物質(微小な粒子,分子)やレセプターを細胞内に取り込む活動である。その際には細胞外液を内包した膜小胞(endocytic vesicle, EV)が細胞膜から形成される。クラスリン依存の膜小胞形成機構は特にくわしく研究されている1)。エンドサイトーシスにはこのほかに細胞質ドメインであるカベオラが関与するもの,クラスリンシステムにもカベオラにも依存しないものがある。形成されたEVは初期エンドソーム,後期エンドソームを経てリソソームへ移行,あるいは初期エンドソームからリサイクリングエンドソームを経て再び形質膜へ輸送される(図1)。ここでは,これらの輸送過程において微小管とアクチンフィラメントという二つの主要な細胞骨格が果たす役割を,われわれの研究を織り交ぜながら紹介する。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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