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特集 ミエリン化の機構とその異常
Sandhoff病モデルマウスから樹立されたオリゴデンドロサイトおよびシュワン細胞株における蓄積複合糖質の解析
著者: 伊藤孝司1 辻大輔1 桜庭均2
所属機関: 1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部医薬資源科学講座創業生命工学分野 2東京都臨床医学総合研究所
ページ範囲:P.224 - P.228
文献購入ページに移動Sandhoff病では,HexAおよびHexBが同時に欠損するため,GM2をはじめとする糖脂質や非還元末端にGlcNAc残基を含有する糖タンパク質糖鎖などの基質がリソソーム内に過剰蓄積する。これらの蓄積は全身で進行性に起こり,精神運動発達遅滞,痙攣や四肢麻痺などの中枢神経症状や,末梢では肝脾腫などの症状が現れる1)。一方,α-サブユニット遺伝子(
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