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文献詳細

雑誌文献

生体の科学57巻4号

2006年08月発行

文献概要

特集 脳科学が求める先端技術

神経科学におけるプロテオミクス

著者: 谷口寿章1

所属機関: 1徳島大学分子酵素学研究センター酵素分子生理学部門

ページ範囲:P.240 - P.245

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 プロテオミクスは,質量分析によって得られるタンパク質の一次構造情報をゲノム情報などから得られるタンパク質配列データベースと照合することで,微量タンパク質を同定する技術を基盤とする研究である。従来の研究との根本的な相違は,個々のタンパク質に注目しそれぞれのタンパク質を単離しアミノ酸配列を決定していたこれまでの研究法とは異なり,細胞に含まれる数千種類に及ぶタンパク質を一挙に解析できる能力にある1)。本稿ではプロテオミクスで用いられる解析技術の簡単な紹介とその神経科学への応用を展望する。

参考文献

1)谷口寿章:最新プロテオミクス・実験プロトコール,秀潤社,東京,2003
422:835-847, 2003
3)谷口寿章:生体の科学 54:413-419,2003
495:754-768, 2006
5:2177-2201, 2005
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100:63-74, 2003
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280:5972-5982, 2005
279:421-428, 2004
2:0795-0804, 2004
4:394-401, 2005
346:225-233, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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