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特集 生物進化の分子マップ 12.ホルモン/生理活性ペプチド
外分泌タンパクprolactin inducible protein(PIP/GCDFP15)遺伝子の進化
著者: 大澤資樹1
所属機関: 1東海大学医学部基盤診療学系法医学
ページ範囲:P.422 - P.423
文献購入ページに移動アロ抗原として同定されたマウス精嚢由来seminal vesicle autoantigen(SVA)はPIPのホモログであり,さらに三つのSVA類似遺伝子が同定され,SVA-like proteins(SVAL)1, 2 and 3と命名されている2,3)。これら遺伝子はマウス染色体7q34上でPIP・SVAL2・SVAL1・SVAL3・SVAの順にクラスターを形成し,PIP/SVA遺伝子族と呼ばれる。アミノ酸配列ではシステイン残基とZn2+結合ドメインが特に保存されている。系統樹解析を行うと,SVA・SVALでは進化速度が速い可能性が認められ,
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