文献詳細
文献概要
特集 生物進化の分子マップ 14.細胞間基質
テネイシンファミリーの分子進化
著者: 松本健一1
所属機関: 1北海道大学大学院先端生命科学研究院先端細胞機能科学分野分子生物学研究室
ページ範囲:P.446 - P.448
文献購入ページに移動次いで1990年代に入り,タンパク質のドメイン構造がテネイシンと共通なテネイシン様分子が相次いで明らかにされた。特異抗体との反応性によりテネイシンR(TNR/レストリクチン/J1-160/180)が,主要組織適合性抗原複合体(MHC)のクラスⅢ領域のゲノム解析よりテネイシンX(TNX)が,EST解析よりテネイシンW(TNW/TNN)がクローニングされ,最初に同定されたテネイシンはテネイシンC(TNC)と改名され,テネイシン(TN)ファミリーが明らかとなった。
参考文献
掲載誌情報