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特集 生物進化の分子マップ 17.受容体
リアノジン受容体の分子進化
著者: 小川靖男1
所属機関: 1順天堂大学薬理学教室
ページ範囲:P.466 - P.468
文献購入ページに移動RyはRyRを開口固定するが,その効果は筋の種類により異なる。例えば骨格筋では拘縮を起こすが, 心筋では負の変力作用(収縮力低下)を示す。これは心筋ではNa+/Ca2+交換反応による細胞外へのCa2+汲み出しが強力で,SRのCa2+が枯渇するためである。このほかにCa2+ activated Cl- channel,K+ channelなどの活性変化を介した膜電位変化も考慮しなければならない。
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