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特集 生物進化の分子マップ 18.チャネル
ナトリウムチャネルの比較生物学
著者: 中山仁1
所属機関: 1熊本大学大学院医学薬学研究部細胞機能分子解析学分野
ページ範囲:P.470 - P.471
文献購入ページに移動 電位作動性Naチャネル(Nav)は,ほかのイオンチャネルとともにスーパーファミリーを形成するが,進化上では最後に出現したといわれる。1984年に初めてその一次構造が明らかになり1),その後明らかになったKチャネルが六つの膜貫通セグメント(6TM)から成るドメイン一つで構成されるのに対し,Caチャネル(Cav)同様に四つの相同ドメイン構造(4D=6TMx4)をもつことからも,Cav,Navは遺伝子重複という分子進化の基本機構で,より後期にできたとの考えには妥当性がある。
参考文献
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2)Hille B:Ion Channels of Excitable Membranes, 3rd ed, Sinauer Assoc. Inc., Sunderland, 2001
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