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文献詳細

雑誌文献

生体の科学57巻5号

2006年10月発行

文献概要

特集 生物進化の分子マップ 20.収縮タンパク

コネクチンの比較生物学

著者: 木村澄子1

所属機関: 1千葉大学理学部生物学教室

ページ範囲:P.490 - P.491

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 横紋筋(骨格筋と心筋)の収縮は,太いフィラメントに細いフィラメントが滑り込むことでおきるが,収縮と弛緩を繰り返してもその構造は乱れることがない。横紋筋には,サルコメアのZ線とM線を1分子でつなぐ弾性タンパク質コネクチンが存在し,その弾性によってバネのような働きをし,A帯をサルコメアの中央に維持させて横紋構造を保つ役割をしているからである1)。なお,コネクチンはタイチンとも呼ばれており,両者は同一のタンパク質である。

参考文献

(Tokyo) 82:317-337, 1977
4:679-689, 2003
86:1114-1121, 2000
20:4826-4835, 2001
23:435-447, 2002
24:431-438, 2003
323:533-549, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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