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文献詳細

雑誌文献

生体の科学57巻5号

2006年10月発行

文献概要

特集 生物進化の分子マップ 20.収縮タンパク

軟体動物から見たtwitchinの分子進化

著者: 舩原大輔1 渡部終五2

所属機関: 1三重大学大学院生物資源学研究科海洋生物科学講座 2東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物工学研究室

ページ範囲:P.492 - P.493

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 二枚貝閉殻筋やムラサキイガイ前足牽引筋(ABRM)に代表される軟体動物平滑筋は,キャッチと呼ばれる省エネルギー筋収縮運動を行う。キャッチ状態ではエネルギーをほとんど消費することなく張力を発生し続けることができるが,その制御機構においてtwitchinが中心的な役割を果たしていることが,筆者らの研究によって明らかとなってきた。本稿ではキャッチ筋におけるtwitchinの機能について,他生物種と比較しながら紹介する。

参考文献

1)船原大輔,渡部終五:化学と生物 42:224-229,2004
95:5383-5388, 1998
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432:269-277, 2004
11:1711-1716, 1992
342:45-50, 1989
233:426-431, 1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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