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文献詳細

雑誌文献

生体の科学57巻5号

2006年10月発行

文献概要

特集 生物進化の分子マップ 21.感覚受容

味覚情報伝達のキー酵素PLC-β2の分子進化

著者: 安岡顕人1 阿部啓子1

所属機関: 1東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻

ページ範囲:P.498 - P.499

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 ホスホリパーゼC(PLC)は細胞外の刺激により活性化され,細胞膜中のホスファチジルイノシトール4,5-二リン酸(PIP2)からイノシトール1,4,5-三リン酸(IP3)とジアシルグリセロール(DG)を生成する酵素である。産物のIP3とDGは細胞内情報伝達物質としてイオンチャネルやタンパク質リン酸化酵素に作用することにより,様々な細胞応答を引き起こす。本稿ではPLC-β,特に味受容細胞に発現する分子種PLC-β2を中心として,その構造と機能を種間比較を交えて解説する。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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