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特集 生物進化の分子マップ 22.形態形成/分化
進化の観点から見たCCNと細胞外蛋白の相互作用
著者: 勝部憲一1
所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科口腔病理学
ページ範囲:P.510 - P.512
文献購入ページに移動脊椎動物の進化過程で出現したCCN遺伝子群
現在,蛋白をコードする遺伝子は無脊椎動物と脊椎動物ではほとんどが共通し,数やバリエーションが異なるだけだというのが大方の認識になってきた。しかし進化的には骨・関節のような内骨格をもつ脊椎動物は外骨格に依存する節足動物のような無脊椎動物より後の時代に出現しており,何らかの分子メカニズム創成が考えられる。そのことと関係するのか脊椎動物でしか見つからない,すなわち新しく出現したと考えられる遺伝子群も認識されるようになってきた。その一つが本稿で述べるCCN遺伝子群である。
現在,蛋白をコードする遺伝子は無脊椎動物と脊椎動物ではほとんどが共通し,数やバリエーションが異なるだけだというのが大方の認識になってきた。しかし進化的には骨・関節のような内骨格をもつ脊椎動物は外骨格に依存する節足動物のような無脊椎動物より後の時代に出現しており,何らかの分子メカニズム創成が考えられる。そのことと関係するのか脊椎動物でしか見つからない,すなわち新しく出現したと考えられる遺伝子群も認識されるようになってきた。その一つが本稿で述べるCCN遺伝子群である。
参考文献
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, 2006(epub ahead of print)
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