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特集 骨の形成と破壊
骨芽細胞におけるRunx2/Cbfa1の役割
著者: 小守壽文1
所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科生命医科学講座細胞生物学分野
ページ範囲:P.158 - P.161
文献購入ページに移動Runx2は骨芽細胞分化に必須であるばかりでなく,Runx3とともに軟骨細胞の後期分化にも必須な転写因子であり,骨芽細胞・軟骨細胞という2系統の細胞系列の分化に必須な役割をする。Runx2自身の転写調節機構には,bone morphogenetic protein(BMP)が主要な役割を果たしていると思われるが,その詳細は不明である。また,最近様々な因子がRunx2と相互作用し,その機能を調節していることが報告されている。
ここでは,骨芽細胞の初期分化から後期分化におけるRunx2の役割をOsterixとWntシグナルをまじえて詳述したい。
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