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文献詳細

雑誌文献

生体の科学58巻5号

2007年10月発行

文献概要

特集 タンパク質間相互作用

序にかえて

著者: 伊藤正男 石川春律 野々村禎昭 藤田道也

所属機関:

ページ範囲:P.332 - P.332

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 生体物質は金属イオンのような小さいものから核酸やタンパクのような大きいものまであり,複雑性が異なる階層に分類されます。最も高次な階層はタンパクで占められています。DNAは巨大ではあっても,その三次元的多様性はタンパクに及びません。

 生体物質間の相互作用は階層間で起こるのがふつうです。代表的な例は基質と酵素です。アゴニストと受容体であってもいいでしょう。いずれにせよ,相互作用する階層の一つはまずタンパクです。また,同じ階層内での相互作用で生体にとって意味のあるのはタンパクの階層に限られると言っていいでしょう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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