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特集 タンパク質間相互作用 12.細胞骨格
コフィリンを中心としたタンパク質間相互作用
著者: 栗田宗一1 水野健作1
所属機関: 1東北大学大学院生命科学研究科情報伝達分子解析分野
ページ範囲:P.444 - P.445
文献購入ページに移動コフィリンファミリーの最初の立体構造は,1996年にブタのADFであるデストリンについて決定され,コフィリンはアクチンのサブドメイン1と3の間に位置する疎水クレフトに,その最長のαヘリックスを挟ませる形で結合するというモデルが提唱されている2)。また,このアクチン結合ヘリックスの反対側にもアクチン結合部位が存在し,こちらはアクチン線維に結合するときに機能するものと思われる(図1)。低温電子顕微鏡像の再構成からは,コフィリンはアクチン線維のらせんのねじれを大きくすることによってアクチン線維の切断・脱重合を促進すると考えられている3)。
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