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文献詳細

雑誌文献

生体の科学58巻5号

2007年10月発行

文献概要

特集 タンパク質間相互作用 15.生体時計

生体時計に関与する転写因子の機能制御とタンパク質間相互作用

著者: 河本健1 加藤幸夫1

所属機関: 1広島大学大学院医歯薬学総合研究科探索医科学講座口腔生化学

ページ範囲:P.468 - P.470

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 地球上の多くの生物は,地球の自転の周期に合わせた約24時間周期の自律性の概日時計(生体時計)をもつ。この概日時計の本体は,時計転写因子を中心とする分子時計の機構であることが近年明らかにされた1)。哺乳類の時計調節のためのシスエレメントとしては,おもにE/E'-box,D-box,ROREの3種類があり,それぞれ独立した転写調節機構に関与している。本稿では,E/E'-box,D-box,ROREの三つのエレメントのうち,分子時計のハブであると考えられているE/E'-boxの調節について詳述する。なお,D-boxにはDBPとE4BP4が作用し,ROREにはRORとREV-ERBが作用する。

参考文献

13:R198-R207, 2003
8:139-148, 2007
419:841-844, 2002
313:117-124, 2004
43:443-446, 2004
125:497-508, 2006
421:177-182, 2003
24:6278-6287, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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