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特集 アディポゲネシス
脂肪細胞におけるアドレノメデュリン―脂肪細胞分化とアドレノメデュリン発現制御
著者: 高橋和広1
所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科内分泌応用医科学
ページ範囲:P.172 - P.180
文献購入ページに移動アドレノメデュリン(AM)は,褐色細胞腫から発見された52個のアミノ酸からなる血管拡張性ペプチドである2)。AMはカルチトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP;calcitonin gene-related peptide)と約27%の相同性を有し,カルチトニン,CGRP,アミリンとともにCGRPファミリーペプチドを形成する。最近,新たなAM関連ペプチドとして,アドレノメデュリン2(AM2)(別名,インテルメジン)が,ゲノムデータベースの検索によって発見され3,4),ヒトから魚類に至るまで存在することが判明している。AM2はヒトでは下垂体,腎臓や消化管に高発現している。
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