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文献詳細

雑誌文献

生体の科学59巻5号

2008年10月発行

文献概要

特集 現代医学・生物学の仮説・学説2008

序にかえて

著者: 伊藤正男 石川春律 野々村禎昭 藤田道也

所属機関:

ページ範囲:P.332 - P.332

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 医学・生物学にかぎらず,科学研究は技術に支えられ,仮説,学説に導かれます。仮説と学説の違いは実験による支持の強さを反映します。最初の観察が仮説を生み,その実験検証が計画され,適切な技術による実験が学説の成立へと導きます。学説は更なる検証実験を誘い,かくして科学的な事実が確立します。仮説・学説と実験・技術は科学研究を支える車の両輪のようなものです。あるいは,現代科学にとって新たな技術は欠くことのできない武器ですが,仮説,学説はその武器を使って克ちとる目標であるといえます。

 本誌では,1993年に「現代医学・生物学の仮説・学説」と題する倍大特集を組みました。いま読み返すと,この15年間の進歩の激しさをしみじみ感じます。そこで,本特集では,医学・生物学の諸分野で過去15年間に発展の目覚ましかった主要な仮説,学説を総覧することにしました。読者の想像を誘い,創造性を刺激する重要な資料となることを祈念しながら世に送ります。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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