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特集 現代医学・生物学の仮説・学説2008 1.細胞生物学
ミトコンドリアの融合と分裂の調節
著者: 三原勝芳1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院分子生命系
ページ範囲:P.346 - P.347
文献購入ページに移動 ミトコンドリア(Mt)はATP産生やアポトーシスに中心的な役割を果たしている。細胞内に網目状に張り巡らされたMtは細胞の分化,病変,環境変化などに応じて構造を変化させ機能変換をはかる。Mtの構造は分裂と融合のバランスによって維持され,分裂を阻害すると網目構造が発達し融合を阻害すると分裂する。この過程は3種類の高分子量GTPaseによって調節される。分裂に関わるDrp1(酵母Dmn1),融合に関わる外膜のMfn1,Mfn2(酵母Fzo1),内膜融合と構造維持に関わる内膜のOpa1(酵母Mgm1)である1-3)。
参考文献
1)石原忠直,三原勝芳:蛋白質 核酸 酵素 50:931-939,2005
17:563-569, 2008
8:870-879, 2007
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