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文献詳細

雑誌文献

生体の科学59巻6号

2008年12月発行

文献概要

特集 mTORをめぐるシグナルタンパク

PI3Kの新しい阻害剤

著者: 孔徳新1 矢守隆夫1

所属機関: 1(財団法人)癌研究会癌化学療法センター分子薬理部

ページ範囲:P.541 - P.547

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 ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ(PI3K)はホスホイノシチドのイノシトール環の3位をリン酸化する一群の酵素であり,細胞の増殖,生存などに重要な役割を持ち,がんなどの疾患と密接な関係がある。第一世代のPI3K阻害剤としてLY294002やwortmanninはPI3Kの機能解析に重要な役割を果たしたが,副作用などの原因で臨床試験まで行かなかった。近年,新しいPI3K阻害剤の開発が非常に早い速度で進んでおり,NVP-BEZ235を始めいくつかの阻害剤がすでに臨床試験に入っている。本稿ではPI3Kの機能などを簡単に紹介し,PI3K阻害剤の研究進展などを概説する。

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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