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文献詳細

雑誌文献

生体の科学6巻1号

1954年08月発行

報告

カエル縫工筋の收縮にょる物質代謝の変化—Ⅰ.電気刺激法の検討

著者: 関根隆光1 田中公一1

所属機関: 1順天堂大学医学部生化学教室

ページ範囲:P.37 - P.42

文献概要

 筋收縮の化学機構を明らかにするための,それに伴う物質代謝の追求は今世紀の初頭に始まり,解糖過程の全貌を明らかにさせ,なかんずくATPの発見の契機となり,さらに收縮性蛋白としてのactomyosineの研究へと輝がしい発展をたどりつつある。
 筋收縮の諸代謝物質の定量的変化や筋の仕事量との関係についてはすでにMeyerhofやHillらの記念碑的な偉大な業績があるが,收縮時と回復時の諸物質量の変化の反応速度論的解析には至つていない。特にoxydative phosphorylationとの相関においては観察されていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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